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シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル高値更新、国内指標を好感

[シドニー 17日 ロイター] - オセアニア外国為替市場の豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは数年ぶりの高値。良好な経済指標を受けて、追加緩和の必要性が低下するとの見方が浮上している。

豪ドルは1豪ドル=0.7584米ドル。一時2018年6月以来の高値となる0.7591米ドルまで上昇した。チャート上の次の重要な目標は0.7677米ドル。

豪連邦統計局(ABS)が17日発表した11月の雇用統計によると、就業者数は前月比9万人増と、市場予想の5万人増を上回った。失業率は6.8%に低下した。市場予想は前月比横ばいの7%だった。

フライデンバーグ財務相は17日、経済予測を上方修正した。

豪準備銀行(RBA)も、失業対策が国家の優先課題だと表明しており、今回の統計を歓迎するとみられている。

RBAは3年間利上げをしない意向を表明し、3年債利回りの目標を0.1%に設定しているが、失業率の低下が続けば、再検討を迫られる可能性がある。

CBAの豪経済担当トップ、ガレス・エアード氏は「労働市場の引き締まりが続けば、将来のある時点で、RBAは3年間金利を据え置くとは表明できなくなるだろう」と指摘。

「利回りの目標を廃止するか、目標の引き上げが必要になる。現段階では、来年半ばまでに、そうしたことが起きる可能性があると考えている」と述べた。

NZドルも2018年4月以来の高値となる1NZドル=0.7130米ドルまで上昇。上値抵抗線は0.7150米ドル付近。次の重要な目標は0.7395米ドル。

NZの第3・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済み前期比14.0%増と、過去最大の伸びを記録した。新型コロナウイルスの感染抑制策が緩和されたことが寄与した。

ウエストパックのシニアエコノミスト、マイケル・ゴードン氏は、統計を受けて追加の財政・金融政策がどこまで必要かとの議論が起きるのではないかと指摘。

「NZ中銀にとっては、インフレ目標を達成できるかどうかが重要だ。経済成長が予想を上回れば、当然、目標達成に近づくが、NZドルの急騰など他の動向とのバランスを図る必要がある」と述べた。

市場はすでにマイナス金利の採用はないと予想しており、小幅な追加緩和のみを織り込んでいる。

NZの10年債利回りは0.91%。9月に記録した過去最低水準の0.468%から着実に上昇している。

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