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中国、最優遇貸出金利を据え置き 市場では来年の利上げ予想も

中国人民銀行(中央銀行)は21日、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を8カ月連続で据え置いた。据え置きは市場の予想通り。写真は人民元の紙幣、2017年5月撮影(2020年 ロイター/Thomas White)

[上海 21日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は21日、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を8カ月連続で据え置いた。据え置きは市場の予想通り。

1年物LPRを3.85%、5年物LPRを4.65%にそれぞれ据え置いた。

今年はこれまでに1年物LPRを計30ベーシスポイント(bp)、5年物LPRは計15bp、それぞれ引き下げている。

人民銀行は先週、1年物中期貸出制度(MLF)を通じ、同制度として過去最大の9500億元を供給。最近相次いだ社債のデフォルト(債務不履行)による市場の動揺に対応し、流動性向上を図った。金利は2.95%と、8カ月連続で据え置いた。

中国は先週、来年の経済運営を決める中央経済工作会議で、景気回復を支える政策を維持し、経済成長を妥当な範囲に保つため突然の政策転換を回避する方針を示した。

UBSの中国担当エコノミスト、ワン・タオ氏は同会議について「穏健な金融政策のトーンを変更して『合理的に適切』とし、おおむね安定したマクロ・レバレッジを掲げるとともに、マネーサプライM2や社会融資総量の伸びを名目国内総生産(GDP)の伸びに適合したものにすると表明した」と指摘。来年後半に政策金利が小幅に引き上げられるとの見方を示した。

キャピタル・エコノミクスのシニアエコノミスト、ジュリアン・エバンズプリチャード氏はリポートで、過去の例では、文言の微妙な変化は政策転換が近いことを示唆してきたとし、人民銀行が来年、政策金利を30ベーシスポイント(bp)引き上げると予想した。

*内容を追加しました。

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