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東南アジア株式・引け=封鎖懸念で大半が下落、バンコクが下げ主導

[21日 ロイター] - 東南アジア株式市場は大半が下落して引けた。バンコク市場のSET指数は5.44%安で終了。タイで新型コロナウイルス感染者数が過去最多となり、バンコク近郊の水産物輸出拠点の制限措置が延長されたことを受けて大きく売られた。

数千人の移民労働者が働き、水産業の中心としてタイ経済にとって重要なサムットサコン県では、週末にかけてエビ市場で感染が広がり、感染者が500人以上確認された。このため同県では来年1月3日まで封鎖措置が実施される。

前週末にはワクチン関連のニュースで最も恩恵を受けたバンコク市場だが、この日はアジア新興国市場の下げをけん引。タイが通商と観光に大きく依存していることが背景にある。

シンガポールを拠点に活動するIGのシニア市場ストラテジストのジンギ・パン氏は「サムットサコン県での感染拡大は当該地域だけでなく、国レベルの封鎖措置につながる恐れがある。そうなれば経済への一段の重しとなるため、市場の信認や相場に影響した」と分析した。

しかし、タイのプラユット首相は国民に落ち着くよう呼び掛け、より広範に及ぶ封鎖措置を直ちに実施する計画はないと説明。また、政府は対策を講じる前に1週間、状況を観察する方針を示した。

タイでは、より多くの外国人旅行客が戻ってくるよう観光関連規則の一部を緩和し、コロナ禍で打撃を受けた経済の回復を目指すさなかに感染者が急増する格好となった。

多くの域内市場は下落した。マニラ市場の主要株価指数PSEiは0.66%安、クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.28%安、シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.09%安でそれぞれ引けた。ジャカルタ市場の総合株価指数は1.0%高。 (アジア株式市場サマリー)

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