[21日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 6416.32 -112.86 -1.73 6529.18 週明けのロンドン株式市場は続落して取引を終えた。新型コロナウイルスの変異種の 感染拡大を防ぐため、英国がロックダウン(都市封鎖)を導入した。各国による英国から の渡航禁止のほか、食料不足や景気へのさらなる打撃に対する不安も相場を押し下げた。 新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が不安視されるほか、欧州連合(EU) 離脱の移行期間終了があと10日に迫る中、通商協定で合意するめどが立っておらず、国 内経済に左右されやすい中型株で構成するFTSE250種指数は2.11%下 落。3カ月ぶりのマイナス幅となった。 キングスウッドの最高投資責任者(CIO)、ルパート・トンプソン氏は「第4・四 半期に景気が縮小する可能性はすでに高かったが、英国のロックダウンが続けば年明けも 縮小するかもしれない」と指摘した。 複数の国が英国からの渡航を禁止する中、ホテル経営大手のインターコンチネンタル ・ホテルズ・グループ(IHG)と格安航空会社のイージージェット、英 航空会社ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社IAGは1─8%下落 した。 トンプソン氏は「現在は株価の調整が比較的緩やかだが、これがもっと深刻になるか どうかはワクチン展開が円滑に進むか、ワクチンが変異種にも同じ効果があることが証明 されるかにかかっている」と述べた。 (い)
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