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[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した2020年11月の小売売上高指数は、前月比1.9%上昇した。オンライン販売の力強い伸びなどにより、マイナスを見込んでいたアナリスト予想に反してプラスとなった。
統計庁は11月のデータを受け、20年通年の独小売売上高は4%前後伸びたと見込まれると表明した。
11月のデータは店舗が依然として開いていた部分的ロックダウン(都市封鎖)期間が反映されている。新型コロナウイルスに関連した制限が強化された12月中旬からは大半の店舗が閉鎖を余儀なくされた。
統計庁によると、20年通年の伸び見通しは12月の全面的なロックダウンの影響を含んでいるという。ドイツ連邦銀行(中央銀行)が国内総生産(GDP)の5.5%縮小を見込んでいるのとは対照的だ。
ただ、見通しは新型コロナ流行を受けて通常よりも「不確実性が大きい」としている。
11月の小売売上高ではオンライン・デリバリーが最も伸び、この分野は前年同月比31.8%増加。また、家庭の装飾品、電化製品、建材に対する支出は15.4%増えた。
半面、衣料販売は20%減。百貨店を含むカテゴリー「mixed retail」は6.1%減となった。
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