[シカゴ 6日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘 17時05分 95*22.50 1.8120% 柄) 前営業日終 98*05.00 1.7040% 値 10年債(指標銘 17時05分 98*15.00 1.0389% 柄) 前営業日終 99*08.00 0.9550% 値 5年債(指標銘柄 17時05分 99*23.75 0.4274% ) 前営業日終 99*31.75 0.3770% 値 2年債(指標銘柄 16時38分 99*31.13 0.1388% ) 前営業日終 100*00.13 0.1230% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3 169*23.00 172*00.00 月限 Tノート先物3 137*06.50 137*27.00 月限 米金融・債券市場では、ジョージア州の上院選決選投票で民主党が 2議席を獲得し、上院でも多数派を確保する見通しになったことから、 10年債利回りが大幅に上昇し、3月以来初めて1%台を 付けた。ただ、トランプ大統領支持者が連邦議事堂に侵入したことを受 け、上げ幅を縮めた。 米大統領選の選挙人投票集計が行われている連邦議会で6日、議事 堂周辺に集まったトランプ大統領支持者の一部が警備を破り建物内に侵 入した。これを受けて議事堂は閉鎖され、上下両院合同本会議の討議も 中断された。 景気刺激策拡大の期待と米連邦準備理事会(FRB)が予想より早 く資産買い入れを縮小するとの見方から、利回りは一時1.0524% まで上げ、終盤の取引では7.5ベーシスポイント(bp)上昇の1. 0304%。 30年債利回りも3月以来の水準で、終盤では10. 2bp上昇の1.8057%。 スターリング・キャピタル・マネジメントのシニア金利アナリスト 、アンドリュー・リッチマン氏は「金利はまだ上がる」とする一方、ト ランプ大統領支持者による連邦議事堂での抗議活動を受け、連邦公開市 場委員会(FOMC)議事要旨の内容に影を落としたと述べた。 エジソン・リサーチによると、ジョージア州で5日に行われた連邦 議会上院の決選投票は、民主党の2候補が共和党の現職候補らに勝利す る見通しになった。 ジャニー・キャピタル・マネジメントの首席債券ストラテジスト、 ガイ・ルバス氏は、民主党が上院選決選投票で2議席を獲得し上院を実 質支配することで、インフラ支出が拡大されると指摘。これにより「財 政支出拡大で物価上昇につながるほか、米国債の大規模供給が長期間続 くという2つのことが起きる」と述べた。 ヌビーンの金利ストラテジー責任者のトニー・ロドリゲス氏は、1 0年債利回りが年内に2%を超えるとは想定していないとし、「なお成 長への課題がある。第1・四半期は浮き沈みが多くなるだろう」と述べ た。 米連邦準備理事会(FRB)が6日に公表した昨年12月15─1 6日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、メンバーら は国債などの買い取りを行う量的緩和を継続していくことで一致した。 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシ ング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが6日発表した昨年1 2月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が12万3000人減少した 。減少は昨年4月以来初めて。 一方、商務省が発表した昨年11月の製造業新規受注は前月比1. 0%増と、市場予想の0.7%増を超える伸びとなった。設備投資も底 堅く、製造業の回復が続いていることを示した。 2年債利回りは1.8bp上昇の0.1408%。 2年債と10年債利回り格差は一時91.36bpと 、2017年以来の大きさに拡大。終盤は5.78bp拡大の88.8 bpとなった。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 6.50 -0.25 U.S. 3-year dollar swap spread 6.00 -0.75 U.S. 5-year dollar swap spread 5.50 -0.75 U.S. 10-year dollar swap spread -1.50 -0.75 U.S. 30-year dollar swap spread -27.75 -1.25 (ーからご覧ください)
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