[東京 7日 ロイター] -
<07:50> ドル102.70─103.50円の見通し、米民主党が上下院支配へ
ドル/円は103.03円付近、ユーロ/ドルは1.2329ドル付近、ユーロ/円は127.03円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が102.70―103.50円、ユーロ/ドルが1.2270─1.2370ドル、ユーロ/円が126.50―127.50円。
きょうの外為市場では、米ジョージア州での上院選決選投票の結果とワシントンで起きた混乱が市場のセンチメントを左右しそうだ。
エジソン・リサーチによると、米ジョージア州で5日投票が行われた連邦議会上院選の決選投票の残る1議席で、民主党オソフ氏が現職の共和党パーデュー氏を破り勝利した。民主党候補が2議席を制したことで、同党が上下両院で多数派を確保する。
昨年11月の米大統領選の選挙人投票集計が行われていた連邦議会で6日、議事堂周辺に集まったトランプ大統領支持者の一部が警備を破り建物内に侵入した。これを受けて議事堂は閉鎖され、上下両院合同本会議の討議も中断された。 警察は侵入者に対し催涙弾を使用。地元メディアによると、1人が銃で撃たれ、建物内から搬送された。
米ジョージア州の決選投票結果については、「民主党が上下両院を制する『ブルーウェーブ』については、当初は富裕層への増税や規制強化といった面が意識されていたが、今はバイデン政権の政策運営がスムーズにいき、追加の大型景気対策も早期に実現するとの期待感が先行しているようだ」(外為アナリスト)という。
こうしたリスクオンムードの中で、外為市場では、クロス円が買われやすいとみられ、ユーロ/円や豪ドル/円の上昇がドル/円の浮揚力となる可能性が大きいという。
ただ、「ワシントンで起きた暴動が全米各地に広がる可能性も否定できず、警戒を要する」(同)という。
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