[ミラノ 8日 ロイター] -
<金利・債券>
米東部時間12時8
分
*先物 清算値 前日比 前営業日 コード
終盤
3カ月物ユーロ 100.55 0.00 100.55
独連邦債2年物 112.28 +0.01 112.27
独連邦債5年物 135.13 +0.01 135.12
独連邦債10年 177.30 +0.05 177.25
物
独連邦債30年 223.56 +0.36 223.20
物
*現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード
終盤
独連邦債2年物 -0.700 0.000 -0.700
独連邦債5年物 -0.728 +0.001 -0.728
独連邦債10年 -0.517 -0.002 -0.546
物
独連邦債30年 -0.123 -0.004 -0.118
物
ユーロ圏金融・債券市場では、域内債券利回りが低下した。欧州中
央銀行(ECB)による支援への期待や域内経済回復に関する懸念が米
債利回りの上昇による影響を上回った。
米債利回りは今週1%を回復し、その後も上昇が続いている。民主
党が上下両院で多数派を確保したことを受け、景気刺激策が承認され経
済活動が上向き債券発行が増加するとの見方が広がっている。
独10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下
のマイナス0.524%。
コメルツバンクのアナリストはリサーチノートで「欧州債は米債の
ベアスティープ化の影響を受けていないが、米独30年債の利回り差は
200bp以上に拡大し、相対的な強さを強調している」と述べた。
イタリア10年債利回りは4bp低下。一時0.48
5%と昨年12月中旬以来の低水準を付けた。独伊10年債利回り差
は約100bpと2016年以来の狭さとなった。
イタリアではコンテ首相と中道派の小政党「イタリア・ビバ」のレ
ンツィ党首との衝突が続いており、政局不安が浮き彫りになっているが
、投資家は重視していない。
ウニクレディトのアナリストは「ECBが力強い支援を継続するた
め、今後数カ月間で名目利回りが足元の水準から大幅に上昇するとは見
込んでいない」と指摘。「ただ、今後は市場心理の改善が域内利回り、
特に実質利回りを緩やかに押し上げる可能性が高い」とした。
この日発表された2020年12月の雇用統計は、非農業部門雇用
者数が前月比14万人減少し、8カ月ぶりに悪化に転じたが、米10年
債利回りは3bp上昇し、1.1017%となった。
アナリストによると、賃金の伸びが予想を大きく上回ったことで雇
用者数減少の影響が緩和された。
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