[シドニー 11日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では、豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルが対米ドルで下落。米追加景気対策を見込んで米国債利回りが上昇する中、米ドルに資金が流れている。
豪ドルは73ベーシスポイント(bp)安の1豪ドル=0.7710米ドルで、今月5日以来の安値。
米議会上院の主導権を民主党が握り追加財政出動の観測が強まったことで、米長期金利は10カ月ぶり高水準に上昇。数週間にわたり下落していた米ドルの支援材料となっている。
NZドルも57bp安の1NZドル=0.7197米ドルで1週間ぶり安値。
債券市場では、追加財政出動が借り入れ拡大とインフレ高進につながるとの見方を背景とした米国債への売りが、引き続き債券価格の下押し圧力となっている。
豪10年債利回りは1.09%と、1週間前から9bp上昇。3年債利回りはほぼ横ばいの0.12%。豪準備銀行(中央銀行)が目標とする0.10%を若干上回っている。
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