[12日 ロイター] - 東南アジア株式市場はまちまちで引けた。
クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0.32%安の1612.04で終了。午前中に1.6%安を付けた後、下げ幅を縮小した。
マレーシア政府が新型コロナウイルスの感染抑制に向けて非常事態宣言を発令したことを受け、景気回復に懸念が生じた。CIMBグループ・ホールディングスやRHB銀行、ホンリョン銀行などの銀行株が急落した。
キャピタル・エコノミクスの新興市場担当エコノミスト、アレックス・ホルムズ氏は、2021年のマレーシアの成長率見通しを10%から7%に下方修正するとともに、中央銀行が来週、政策金利を現行の1.75%から引き下げると予想した。
マニラ市場の主要株価指数PSEiの終値は0.64%安の7258.11、シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.23%安の2977.17。
一方、ジャカルタ市場の総合株価指数は0.2%高の6395.669、バンコク市場のSET指数は0.22%高の1539.85で引けた。 (アジア株式市場サマリー)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」