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迅速なワクチン普及、貧困国の経済支援に不可欠=世銀総裁

 1月13日、世界銀行のマルパス総裁は、新型コロナウイルスワクチンの迅速な普及が先進国の経済活動支援と2021年の景気低迷回避にとり重要だとの認識を示した。北京で2019年撮影(2021年 ロイター/Florence Lo)

[ワシントン 13日 ロイター] - 世界銀行のマルパス総裁は13日、新型コロナウイルスワクチンの迅速な普及が先進国の経済活動支援と2021年の景気低迷回避にとり重要だとの認識を示した。

世銀は先週、最新の世界経済見通しを公表し、2021年の世界経済の成長率予測を4%に下方修正した。ただ、新型コロナの感染者増加が続き、ワクチン普及が遅れれば、成長率は1.6%に下振れする可能性があると指摘した。

マルパス総裁は「ロイター・ネクスト」会議で、先進国でワクチン接種を加速させることが可能だと期待していると述べ、米国の一部主要州で進められているワクチン接種の取り組みを挙げた。その上で、先進国のワクチン接種が進めば、貧困国の経済も支援されるとの見方を示した。

一方で「2021年が1%成長に留まれば、底辺の人々にとって非常に厳しくなる」と述べ、貧困国は輸出市場と送金に大きく依存しているため、先進国の経済成長が重要だと指摘した。

さらに、教育や公衆衛生、債務負担、投資低迷など、貧困国が直面している様々な問題への各国首脳による対応が急務だと強調した。

「新型コロナ危機前にも不平等の問題は悪化していたが、(パンデミックで)問題は一段と深刻になった」とし、ワクチンへのアクセスは多くの発展途上国が直面している大きな課題だと説明した。

会議後に総裁はロイターの取材に応じ「貧しい国であればあるほど、ワクチンを確保するのが難しい」と述べた。

「誰もが公平なワクチンの分配が必要だとの認識で一致しているようだが、そこから難題が始まる」と語った。

総裁は先週、100カ国以上がワクチン購入・普及のための120億ドルの低利融資を利用できるよう取り組んでいると述べている。

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