(内容を追加しました)
[ニューヨーク 14日 ロイター] -
30年債(指標銘 17時05分 94*11.50 1.8726%
柄)
前営業日終 95*18.50 1.8180%
値
10年債(指標銘柄 17時05分 97*20.50 1.1292%
)
前営業日終 98*00.50 1.0880%
値
5年債(指標銘柄 17時05分 99*15.00 0.4835%
)
前営業日終 99*16.50 0.4740%
値
2年債(指標銘柄 17時04分 99*30.75 0.1450%
)
前営業日終 99*30.63 0.1470%
値
清算値 前日終値 コード
Tボンド先物3月 168*07.00 169*12.00
限
Tノート先物3月 136*18.00 136*24.50
限
米金融・債券市場では、国債利回りが上昇した。バイデン次期政権
による追加刺激策への期待やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
のハト派発言を受けた。ただ、新規失業保険申請件数が急増し、経済成
長への期待を弱めた。
バイデン氏はこの日、経済刺激策を公表する。米紙ニューヨーク・
タイムズによると、1兆9000億ドル規模になる見込みで、1400
ドルの現金給付が盛り込まれるという。
また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はこの日、国内
経済の状況が物価や雇用の目標からかけ離れているとした上で、資産買
い取りの変更に関する議論は時期尚早という考えを示した。[nL4N2JP41
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利上げについても、新型コロナウイルスの感染がなお急増している
ことから「今すぐはない」と強調した。
議長のハト派的な発言を受け、FRBはより長期にわたりインフレ
率が2%の目標を上回る状況を容認するとの見方が高まった。
一方、米労働省が14日発表した9日までの1週間の新規失業保険
申請件数(季節調整済み)は96万5000件と、前週から18万10
00件増加し、昨年8月終盤以来の高水準に達した。新型コロナウイル
ス感染急増に伴う制限措置の拡大で、飲食業などが打撃を受けた。[nL4
N2JP3QZ]
10年債利回りはオーバーナイトで一時1.075%
まで低下した後、上昇に転じ、1.138%まで上昇した。
インフレ期待も高まり、期間10年の物価連動国債(TIPS)
は今後10年の年間平均インフレ率2.09%を織り込む
展開となった。パウエル議長の発言前は2.06%だった。
DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ロウ・ブライエン氏
は、パウエル議長はインフレへの懸念を示すことなく、自身の政策を堅
持していると指摘した。
2年債と10年債の金利差は97.90ベーシスポ
イント(bp)。
30年債利回りは序盤の1.806%から切り返し、
1.869%で推移。
5年債利回りは0.480%に上昇した。
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