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英11月GDP、前月比2.6%減、封鎖で昨年4月以来のマイナス

[ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した11月の国内総生産(GDP)は前月比2.6%減少し昨年4月以来のマイナスとなった。新型コロナウイルス対策で新たに規制措置が取られたことが背景にある。

 1月15日、英国立統計局(ONS)が発表した11月の国内総生産(GDP)は前月比2.6%減少し昨年4月以来のマイナスとなった。ロンドンで2020年12月撮影(2021年 ロイター/Toby Melville)

ロイターがまとめたエコノミスト予想の5.7%減よりも小幅なマイナスにとどまった。

前年同月比ではマイナス8.9%、市場予想はマイナス12.1%だった。10月は前年同月比マイナス6.8%だった。

現在の英国経済は、昨年2月に新型コロナ流行が始まる前に比べ8.5%縮小している。

イングランド銀行(英中央銀行)は2020年第4・四半期のGDPが1%強減少したと推定している。今月から再びロックダウン(都市封鎖)が実施されており、景気は「二番底」に陥る公算が大きい。

統計局によると、11月の鉱工業生産指数は前月比マイナス0.1%となった。エコノミスト予想はプラス0.5%だった。前年比ではマイナス4.7%、市場予想はマイナス4.2%。

スナク財務相は声明で「状況は改善する前に厳しくなることは明らかだ。きょうの指標はわれわれが直面している課題の大きさを示している」と指摘した。

「しかし希望を持てる理由もある。(新型コロナ)ワクチンの接種は順調に進んでいる。われわれは最も必要としている人たちのために新たな機会を創出している」とした。

複数のエコノミストは、英国経済が20年第4・四半期と21年第1・四半期にマイナス成長となり、新たなリセッション(景気後退)に陥る可能性があると警告。英商工会議所(BCC)のエコノミクス部門責任者スレン・シル氏は「3度目のロックダウンは今年第1・四半期のW型リセッションが不可避の可能性を意味している。特に現在のブレグジット後の混乱が四半期を通じて続けばなおさらだ」と述べた。

ただ、11月の経済への打撃は昨年の最初のロックダウン時に比べ大幅に小さかった。ONSはこれについて、ソーシャルディスタンスルールに対する企業の順応が進んだことや、学校が閉鎖されなかったことを挙げている。多くの企業が一時的に閉鎖された4月には、生産が前年同月比で25%も落ち込んだ。

11月の低迷を主導したのはサービス部門だ。イングランドにおける4週間のロックダウンの一環としてパブやレストランなどが閉鎖されたほか、その他地域でも同様の措置が取られたことから、生産は前月比3.4%縮小した。

*内容を追加しました。

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