for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

英製造業者、低賃金労働者・材料不足への不安高まる=CBI

[ロンドン 21日 ロイター] - 英産業連盟(CBI)が21日発表した製造業統計は、低賃金労働者や材料の不足に不安を示す製造業者が1975年以来、約50年ぶりの高水準となった。製造業者は新型コロナウイルスによる混乱や欧州連合(EU)離脱後の新たな関税ルールの対応に追われている。

EUの競合と比べた競争力に関する自信を示す指数は過去最大のペースで低下した。製造業者が生産と受注が減ると見通していることも分かった。

CBIのチーフエコノミスト、レイン・ニュートンスミス氏は「全ての製造業者は厳しい逆風に直面し続けている」と指摘した。

1月の新規受注指数はマイナス38と、20年12月のマイナス25から低下。2020年11月─21年1月の製造業者景況感指数はマイナス22と、20年8─10月の0から低下した。

一方、輸出指数はマイナス圏にとどまりながらも20年3月以来の高水準を付けた。依然として長期平均は下回っている。

パンテオン・マクロエコノミクスのサミュエル・トゥームズ氏は「EU企業は、手続きが増え運送費用が上がったにもかかわらず英国からモノを調達することにためらっていないことを示唆する」と述べた。

統計は英経済が今年初めに縮小することを改めて示した。新型コロナ感染や封鎖措置、EUとの貿易における新たな制度が打撃となっている。

製造業は英経済の約10%を占める。

CBIの統計によると多くの製造業者は、今年1月1日に新たな関税ルールが発効する前の昨年12月に在庫を積み上げ、EUとの取り引きを完了させた。

英国のモノは、EUに入る際に関税や割当の対象外であるものの、新たな手続きが大幅に増え、費用が上がり遅れが出ている。

建材や部品の不足に関する不安を示す製造業者は1975年1月以来の大幅な伸びとなった。CBIは、新型コロナ危機による貿易の混乱や英EU離脱に伴う関税手続きによる遅れを理由として挙げた。

高い技術を必要としない労働者の不足に関する不安を示す製造業者は1974年4月以来の高水準だった。新型コロナにより欠勤が増える中、1月1日に発効した新たな移民規制により企業がEUの低賃金労働者を採用しにくくなった。

※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up