[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は22日、レーン専務理事兼主任エコノミストが理事会後に一部のエコノミスト行っている私的な会合について、ECBは継続の是非を検証していると明らかにした。
レーン氏の記録によると、昨年はほぼ全てのECB理事会後に世界の大手行と投資会社の選定されたエコノミストと私的な会合を行っていた。これについて、選定された一部のエコノミストと私的な会合の場を持つことで、情報開示が一様でなくなる恐れがあるとの懸念が一部で出ていた。
ラガルド総裁は複数の欧州議員の質問に回答する書簡で、理事会後に実施されている会合の情報は完全に開示されていることなどを挙げ、レーン氏を擁護。ただECBには情報伝達の方法を巡り柔軟に対応する用意があるとし、レーン氏の会合について「検証している」とした。
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