[22日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 17時05分 94*30.00 1.8466% <US30YT=RR 銘柄) > 前営業日終 94*12.50 1.8710% 値 10年債(指標 17時05分 98*01.50 1.0855% <US10YT=RR 銘柄) > 前営業日終 97*27.00 1.1070% 値 5年債(指標銘 17時05分 99*23.00 0.4327% 柄) 前営業日終 99*20.75 0.4470% 値 2年債(指標銘 16時56分 100*00.00 0.1250% 柄) 前営業日終 100*00.00 0.1250% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3 168*28.00 168*14.00 月限 Tノート先物3 137*01.00 136*28.50 月限 米金融・債券市場では、米債利回りが低下した。新型コロナウイルスの感染拡大を巡 る懸念などを背景にリスクオフの動きが広がった。コロナワクチン展開の遅れや経済成長 回復を巡る懸念も影響した。 指標10年債利回り は2ベーシスポイント(bp)低下の1.0872 %。 アクション・エコノミクスのグローバル債券分析担当マネジングディレクター、キム ・ルパート氏は、リスク回避の動きがやや強まったことで、米債価格が上昇(利回りは低 下)する一方、株価が下落したと指摘。「新型コロナの動向が一段と焦点になっている」 とし、バイデン大統領の1兆9000億ドル規模の景気刺激策に議会の一部が反対してい るため「通過するか非常に疑わしい」と述べた。 一方、米上院財政委員会は22日、イエレン前連邦準備理事会(FRB)議長の財務 長官への指名を全会一致で承認した。議員側近によると、財政委の承認を受けこの日のう ちに上院本会議で承認される公算がある。承認されれば、女性初の財務長官となる。[nL4 N2JX3C1] 10年物インフレ指数連動債(TIPS)利回りは一時2.182%と2018年5 月以来の高水準を付けたが、その後下げに転じ終盤は2.018%。 SVBアセットマネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、ポーラ・ソレイン ズ氏は、長期的なインフレ率の上昇は足元でやや見込みにくいと指摘。「財政・金融両面 での前例のない刺激策により、最終的にはインフレ率が上昇する可能性が高いため、TI PSへの需要は理解できる」とした上で、「インフレ率が来年2%以上に高進することを 現時点で織り込むのは少し躊躇する」と述べた。 来週には今年初の米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されている。ルパート氏 は債券買い入れ額の縮小可能性や新型コロナ、バイデン新政権などが議論されるだろうが 、声明は従来と同様の内容が繰り返され、市場の材料にはならないだろうとした。 また来週は入札が相次ぎ、25日に2年債(600億ドル)、26日に5年債(61 0億ドル)、28日に7年債(620億ドル)が予定されている。 IHSマークイットが22日公表した1月の米製造業購買担当者景気指数(PMI) 速報値は59.1と、昨年12月の57.1から上昇し、13年8カ月ぶりの高水準とな った。新規受注が堅調な伸びを示した。ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界 的大流行)に伴うサプライチェーンの制約により価格が上昇しており、今後数カ月でのイ ンフレ高進を示唆した。 2年債利回りは横ばいの0.125%。 2年債と10年債の利回り差は2bp縮小し96.25bp。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 7.50 0.00 U.S. 3-year dollar swap spread 7.50 -0.25 U.S. 5-year dollar swap spread 9.25 1.00 U.S. 10-year dollar swap spread 2.25 1.50 U.S. 30-year dollar swap spread -24.75 1.25 (い)
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