(表を更新しました) [ニューヨーク 25日 ロイター] - 30年債(指標銘柄 17時02分 96*04.00 1.7934% ) 前営業日終値 94*23.00 1.8560% 10年債(指標銘柄 17時00分 98*17.50 1.0312% ) 前営業日終値 98*00.00 1.0910% 5年債(指標銘柄) 17時00分 99*27.50 0.4038% 前営業日終値 99*22.75 0.4340% 2年債(指標銘柄) 16時45分 100*00.38 0.1189% 前営業日終値 100*00.00 0.1250% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3月 169*31.00 168*28.00 限 Tノート先物3月 137*12.00 137*01.00 限 米金融・債券市場では、米債価格が上昇し、長期債利回りが3週間ぶりの低水準とな った。新型コロナウイルスの感染拡大やロックダウン(都市封鎖)措置の長期化による経 済的影響が引き続き懸念される中、リスク選好度が低下した。 米製薬大手メルクが25日、新型コロナワクチン2種類の開発を打ち切ると 発表したほか、バイデン政権の新型コロナ救済法案の議会通過を巡る懸念が再燃したこと も米債利回りの重しとなった。 10年、20年、30年債利回りはいずれも3週間ぶりの低水準を付けた。 長期債利回りの低下に伴いイールドカーブはフラット化。2年債と10年債の利回り 差は91.50ベーシスポイント(bp)に縮小し、3週間ぶりの水準と なった。 アクション・エコノミクスのグローバル債券分析担当マネジングディレクター、キム ・ルパート氏は「新型コロナ変異種による感染再拡大への懸念が高まっている上、一段と 厳格なロックダウンが従来想定よりも経済成長の重しになっている」と述べた。 シーポート・グローバルのマネジングディクレター、トム・ディガロマ氏は、メルク によるコロナワクチンの開発打ち切りを受け米債への買いが強まったとした。 午後の取引で、指標10年債利回りは前週末終盤の1.091%から1 .044%に低下。一時1.038%と7日以来の低水準を付けた。 30年債利回りは1.856%から1.8%に低下。一時1.791% と3週ぶりの低水準を付けた。 20年債利回りも3週間ぶりの低水準を付けた。終盤は1.608%。 2年債利回りは0.12%と前週末の0.125%からやや低下した。 10年物インフレ指数連動債(TIPS)利回りは昨年12月末以来 の低水準。終盤は2.015%。前週末は2.017%だった。 財務省が25日に実施した600億ドルの2年債入札は最高落札利回りが0.125 %と発行日前(WI)取引の水準を下回り、堅調な内容となった。応札倍率も2.67倍 と平均の2.52倍を上回ったほか、外国中銀など間接入札者の割合が56.6%と平均 の50.6%を上回った。 投資家は今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目している。 BMOはノートで「政策当局者が実質ゼロ金利維持や現行ペースでの量的緩和政策継 続に引き続き言及していることを考慮すると、タカ派的なサプライズは乏しい」とした。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 7.50 0.00 U.S. 3-year dollar swap spread 8.00 0.25 U.S. 5-year dollar swap spread 9.75 0.50 U.S. 10-year dollar swap spread 2.75 0.75 U.S. 30-year dollar swap spread -24.00 0.75 (い)
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