[東京 26日 ロイター] -
<09:38> ユーロ125円後半、イタリアの政局流動化に警戒
ユーロは125円後半。前日日中の126円前半から海外市場にかけて続いたじり安は一服となったが、依然上値の重い展開が続いている。
イタリア首相府によると、コンテ首相は26日午前9時(日本時間午後5時)の閣議で辞任の意向を閣僚に伝え、マッタレッラ大統領に辞表を提出する。現地紙はコンテ氏が新たな連立政権の樹立を目指していると伝えているが、連立与党内では解散総選挙は避けられないとの声も出ており、政局の流動化が懸念されている。
市場では「コロナ対策等で結束が求められる今、欧州の足並みの乱れにつながりかねない事態で、注視する必要がある」(外銀)との声が出ていた。
<08:00> ドル103.40─104.10円の見通し、米景気対策遅延のおそれ
きょうの予想レンジはドル/円が103.40―104.10円、ユーロ/ドルが1.2100─1.2180ドル、ユーロ/円が125.50―126.50円付近。
海外市場で話題を集めたのは、米上院民主党シューマー院内総務の発言。景気刺激策の審議を「1カ月、もしくは1カ月半で可決できるよう努力する」と述べたことで、成立が遅れるとの懸念が浮上、リスクオフ的にドルが買われる場面があった。
しかし、好業績期待の強い米ハイテク企業の決算発表を控えて、ナスダック総合とS&P総合500種は終値で再び最高値を更新。103.93円まで一時上昇したドルも反落した。日中も主要通貨は「売買が交錯しそうだ」(外銀)という。
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