(表を更新しました) [ニューヨーク 27日 ロイター] - 30年債(指標銘柄 17時05分 96*20.00 1.7712% ) 前営業日終値 95*30.00 1.8020% 10年債(指標銘柄 17時05分 98*23.00 1.0127% ) 前営業日終値 98*15.00 1.0400% 5年債(指標銘柄) 17時05分 99*26.50 0.4098% 前営業日終値 99*23.88 0.4270% 2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00.38 0.1191% 前営業日終値 100*00.00 0.1250% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3月 170*14.00 169*28.00 限 Tノート先物3月 137*17.00 137*12.00 限 米金融・債券市場では、国債利回りがおおむね低水準で推移した。米連邦準備理事会 (FRB)はこの日までの2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策 維持を決定すると同時に、景気回復ペースの鈍化を指摘し、超緩和策の維持を改めて確約 した。 FRBはFOMC声明で「新型コロナウイルスのパンデミックは、米国および世界中 で多大な人的および経済的苦難をもたらしている。経済活動と雇用の回復ペース はここ 数カ月間で鈍化し、パンデミックによって最も悪影響を受けた業種が特に脆弱になってい る」とし、「現在進行中の公衆衛生の危機は引き続き、経済活動、雇用、インフレの重し となり、経済見通しに著しいリスクをもたらしている」との認識を示した。 FOMC声明の発表直後に国債利回りはやや上昇したが、その後は元の水準に戻した 。 TDセキュリティーズ(ニューヨーク)のシニア米国金利ストラテジスト、ゲンナデ ィー・ゴールドバーグ氏は、「FRBは回復ペースの鈍化と新型コロナワクチン接種の進 展具合について、これまでよりも懸念を深めたもようだ。こうした懸念が声明に盛り込ま れるのは初めてだ」と指摘。「まだ若干の脆弱性が残っており、回復が根付くまでに長い 道のりが残されていると、FRBは伝えたかったのではないか」と述べた。 キャピタル・エコノミクスのチーフ米国エコノミスト、ポール・アッシュワース氏は 「FRBは来年初旬まで資産買い入れ規模の縮小に着手しないと考えている。また、最初 の利上げは2024年まで遅れる可能性があるとみている」と述べた。 午後の取引で10年債利回りは1.009%と、前日の1.04%から 低下。一時は1.001%と、1月6日以来の低水準を付けた。 30年債利回りは1.776%と、前日の1.802%から低下。一時 は1.761%と、3週間ぶり低水準を付けた。 2年債利回りは0.119%。一時は0.115%と、3週間ぶり低水準 を付けた。 利回り曲線は平坦化し、2年債と10年債の利回り格差は88.40 ベーシスポイント(bp)と、約3週間ぶりの水準に縮小した。 <ドル・スワップ・スプレッド> Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 7.50 0.25 U.S. 3-year dollar swap spread 7.75 0.00 U.S. 5-year dollar swap spread 9.25 -0.50 U.S. 10-year dollar swap spread 3.50 0.25 U.S. 30-year dollar swap spread -25.00 -0.25 (い)
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」