[東京 28日 ロイター] -
<T&Dアセットマネジメント ストラテジスト兼ファンドマネージャー 浪岡宏氏>
欧米でのウイルスワクチン供給の遅れや国内での緊急事態宣言延長への懸念など、もともと積極的に買いにいける地合いではない中、日本株は米株に連れ安する展開となっている。ただ、時間外取引での米株先物は持ち直していることを踏まえると、下げは一時的となりそうだ。
ただ、株式市場は不安定化しつつあるため、この先数週間は株価が乱高下する場面が多くなる可能性がある。乱高下の主因は企業決算で、実体経済とのギャップが大きいなか、アナリスト予想以上に期待先行になっている銘柄が多い。決算発表後の株価下落が警戒される。
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