[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標 16時44分 95*21.50 1.8136% <US30YT=RR 銘柄) > 前営業日終 96*14.00 1.7800% 値 10年債(指標 16時44分 98*11.50 1.0517% <US10YT=RR 銘柄) > 前営業日終 98*22.50 1.0140% 値 5年債(指標銘 16時43分 99*23.00 0.4319% 柄) 前営業日終 99*27.00 0.4070% 値 2年債(指標銘 16時00分 100*00.25 0.1211% 柄) 前営業日終 100*00.38 0.1190% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3 169*18.00 170*14.00 月限 Tノート先物3 137*08.00 137*17.00 月限 米金融・債券市場では利回りが上昇した。米国の2020年第4・ 四半期の実質国内総生産(GDP)が懸念されたほどの弱さではなかっ たことや、新規失業保険申請件数が予想より少なかったことを受け、株 式市場の上昇に歩調を合わせた。 米10年債、20年債、30年債利回りは経済指標の発表前に低下 したが、その後に上昇。過去4営業日フラット化していた利回り曲線は スティープ化した。2年債と10年債利回り格差は92 .90ベーシスポイント(bp)まで拡大した。 米商務省が28日発表した20年GDPは速報値で前年比3.5% 減と、1946年以来の大幅な落ち込みとなった。第4・四半期GDP は年率換算で前期比4.0%増と、新型コロナ危機からの回復が勢いを 失っていることを示した。 ただ投資家は、追加の財政刺激策や新型コロナウイルスワクチンの 普及を受けた今年の景気回復の可能性に注目した。 また、米労働省が発表した23日までの1週間の新規失業保険申請 件数(季節調整済み)は84万7000件と、前週の91万4000件 から改善した。 カンター・フィッツジェラルドの米金利担当ディレクター、ジャス ティン・レデラー氏は、「きょうの米指標はかなり良かった」と評価。 「ここ数週間の悪いニュースを見ると、弱い指標にしても新たなコロナ 変異種にしても、よりポジティブな環境に近づいているようだ」とし、 ワクチン普及や財政刺激策に言及した。 また、経済全体の見通しは「春に近づき外出する人が増え、コロナ 感染者数が減ることで、景気の見通しが良くなる」とも述べた。 午後の取引では、10年債利回り が前日の1.014 %から1.056%に上昇。一時は1%を割り込み、3週間ぶりの水準 を付けた。 30年債利回り は3週間ぶりに1.755%まで低下 したが、その後は1.812%に上昇。前日は1.78%だった。 2年債利回りは前日の0.119%から0.121%に 上げた。 この日行われた620億ドルの7年債入札は過去最大規模にもかか わらず堅調で、最高落札利回りは0.754%と、入札前取引の0.7 57%よりも低い水準となった。 投資家の需要を示す応札倍率は2.3倍で、先月の2.31倍をわ ずかに下回った。平均は2.46倍。 流通市場の7年物国債利回りは前日の0.706%から 0.741%に上昇した。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 7.50 0.00 U.S. 3-year dollar swap spread 7.75 0.00 U.S. 5-year dollar swap spread 9.00 -0.25 U.S. 10-year dollar swap spread 3.75 0.00 U.S. 30-year dollar swap spread -24.75 0.25 (ーからご覧ください)
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