[東京 29日 ロイター] - キヤノンがさえない。同社は28日、21年12月期の連結営業利益(米国基準)が前年比43.4%増の1585億円になる見通しと発表したが、直近の株価上昇で先取りされた格好となっていただけに、目先的な材料出尽くし感が生じた。
オフィスの稼働状況に回復の兆しが見え始めるなど、オフィス向け複合機やレーザープリンターなどの事業環境が改善することを見込んで全てのセグメントで増収を計画する。売上高予想は前年比7.6%増の3兆4000億円で、4年ぶりの増収増益の計画とした。IBESのコンセンサス予想では、アナリスト17人の通期営業益予想の平均値は1472億円。
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