[ニューヨーク 29日 ロイター] -
米東部時間 価格 利回り コード
30年債(指標 17時05分 95*06.00 1.8354% <US30YT=RR
銘柄) >
前営業日終 95*17.50 1.8190%
値
10年債(指標 17時05分 98*06.00 1.0706% <US10YT=RR
銘柄) >
前営業日終 98*10.50 1.0550%
値
5年債(指標銘 17時05分 99*24.00 0.4256%
柄)
前営業日終 99*23.25 0.4300%
値
2年債(指標銘 16時45分 100*00.88 0.1113%
柄)
前営業日終 100*00.25 0.1210%
値
清算値 前日終値 コード
Tボンド先物3 168*23.00 169*18.00
月限
Tノート先物3 137*01.00 137*08.00
月限
米金融・債券市場では、米債利回りが上昇した。昨年12月のインフレ関連指標が伸
びたほか、雇用コストも上昇し、米経済が新型コロナウイルスの感染拡大による壊滅的な
影響から好転していることが示唆された。
来週には米雇用統計の発表が予定されている。
米債利回りはオーバーナイトから上昇。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げの
可能性は低いとのロイター報道を受けた欧州債利回りの上昇に追随した。
ただ午後になって、インデックス連動を目指すポートフォリオマネジャーによる月末
のリバランスが上昇を抑制。1月は債券売り・株式買いが優勢だったため、リバランスの
債券買い・株式売りが出たという。
米商務省が29日に発表した2020年12月の変動の大きい食品とエネルギーを除
くコア個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.3%上昇。同指数の前年比の動きは
米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目している。
これを受け、長期債利回りが上昇しイールドカーブはスティープ化。2年債と10年
債の利回り差は98.30ベーシスポイント(bp)に拡大し、約1週間
ぶりの大きさになった。
インキャピタルのチーフ市場ストラテジスト、パトリック・リアリー氏は「インフレ
率が予想をやや上回り、正しい方向に推移している」と述べた。
PCE価格指数の伸びを受け、10年物インフレ指数連動債(TIPS)利回り
は一時2.089%に上昇。前日は2.04%だった。
また、米労働省がこの日発表した20年第4・四半期の雇用コスト指数(ECI)は
前期比0.7%上昇し、市場予想の0.5%上昇を超える伸びとなった。賃金・給与が好
調に伸び、全体水準を押し上げた。物価上昇率が今年加速するとの見方を後押しした。[n
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午後の取引で、指標10年債利回り は前日終盤の1.055%から1.
097%に上昇。一時1週間ぶりの高水準となる1.105%を付けた。
30年債利回りも1.819%から1.863%に上昇。一時1.870%と1週間
ぶりの高水準を付けた。
2年債利回りは小動きが継続。この日は0.121%から0.117%に小幅に低下
した。
短期市場では、翌日物レポ金利が0.09%に上昇。前日は0.03%と
20年5月以来の低水準だった。昨年7月以降、翌日物レポ金利は14bp低下しており
、過剰流動性を示している。
この時期は米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディ
マック)によるレポ市場への資金フローによりレポ金利が低下する傾向にあるが、通常よ
りも大幅な低下だった。
<ドル・スワップ・スプレッド>
DOLLAR SWAP SPREADS
Last (bps) Net Change (bps)
U.S. 2-year dollar swap spread 7.50 0.25
U.S. 3-year dollar swap spread 7.75 -0.25
U.S. 5-year dollar swap spread 9.50 0.25
U.S. 10-year dollar swap spread 4.00 0.00
U.S. 30-year dollar swap spread -24.50 0.25
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