[東京 4日 ロイター] -
<証券ジャパン 投資情報部長 大谷正之氏>
きょうの下げは、前日までに短期間で日経平均が1000円超の戻りを演じたことによって警戒感が生じたためで、当然の調整と言える。先駆した半導体関連株が売られる一方で、出遅れ銘柄が前日あたりから物色されており、流れとしては悪くない。半導体関連株にしても、決算が好調だったことで、利益確定売りが一巡した後は、再び買われるのではないか。
一番の材料としてはソニーの好決算だが、かなりのインパクトがあったように思う。決算シーズンの初期に発表されば、市場全体に好影響を及ぼした可能性がある。ただ、既に個々の銘柄で好決算を織り込む動きになっており、過去あったような全体に波及する状態にはならなかった。
全体としては、基本的な流れには変化はなく、今後も好業績を織り込む動きが続くとみている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」