[ミラノ 4日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間11時4 5分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.54 -0.01 100.55 独連邦債2年物 112.26 -0.01 112.27 独連邦債5年物 134.95 -0.06 135.01 独連邦債10年 176.32 -0.15 176.47 物 独連邦債30年 217.80 -0.56 218.36 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.708 +0.003 -0.706 独連邦債5年物 -0.688 +0.009 -0.713 独連邦債10年 -0.454 +0.014 -0.468 物 独連邦債30年 0.005 +0.017 -0.009 物 ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア国債利回りが低下した。投 資家は欧州中央銀行(ECB)のドラギ前総裁による新政権樹立に向け た動きに注目している。一方、上向きの市場心理が維持されたことを受 け、ドイツ国債利回りは小幅に上昇した。 ドラギ氏は4日、新政権樹立に向けた協議を開始。議会で最大議席 を握る連立与党の左派「五つ星運動」はドラギ氏の首相指名に反対する 姿勢を軟化させた。 この日は米長期債利回りも上昇。米国の大規模な新型コロナウイル ス救済法案や労働市場の安定化を受けた。 ウニクレディトの戦略調査部門共同責任者、ルカ・カズラーニ氏は 「投資家はイタリアの政局不安に関する一段の進展を待っている」と述 べた。 イタリア10年債利回りは3ベーシスポイント(bp )低下の0.557%。前日には7bp低下していた。独伊10年債の 利回り差は99.9bpに縮小。100bpを下回った のは1月11日以来。 カズラーニ氏はまた、債券市場は3日発表された1月のユーロ圏イ ンフレ率を消化しているようだと述べた。 ユーロ圏の期待インフレ率の目安となる5年先5年物インフレスワ ップは1.38%を上回り、2019年5月以来の高水 準となった。 コメルツバンクのアナリストは「全体的なマクロおよびリスク要因 は(ドイツ国債の)一段のベアスティープ化を示唆しており、上半期中 に予想される」とした。 ドイツ10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.4 5%。一時マイナス0.442%と昨年9月以来の高水準を付けた。3 0年債利回りは0.003%と、昨年9月以降初めてプラ ス圏に浮上した。 英10年債利回りは7bp上昇し、昨年3月以来の高 水準を付けた。イングランド銀行(英中央銀行)が4日に開催した金融 政策委員会(MPC)で、マイナス金利導入に備えるため少なくとも6 カ月は必要と表明。これを受け、マイナス金利が年内に導入されるとの 見方が後退した。 (ーからご覧ください)
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