[ミラノ 5日 ロイター] -
<金利・債券>
米東部時間11時34
分
*先物 清算値 前日比 前営業日終 コード
盤
3カ月物ユーロ 100.54 0.00 100.54
独連邦債2年物 112.26 0.00 112.26
独連邦債5年物 134.94 -0.01 134.95
独連邦債10年物 176.17 -0.15 176.32
独連邦債30年物 217.20 -0.60 217.80
*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終 コード
盤
独連邦債2年物 -0.702 +0.002 -0.704
独連邦債5年物 -0.685 +0.003 -0.705
独連邦債10年物 -0.445 +0.013 -0.456
独連邦債30年物 0.018 +0.016 0.005
ユーロ圏金融・債券市場では、イタリア国債利回りが週間で昨年7
月以来の大幅な下げを記録したほか、ドイツ国債利回りとの差も5年ぶ
りの水準に縮小した。イタリアで欧州中央銀行(ECB)前総裁のマリ
オ・ドラギ氏が組閣に向けて各党の支持を得られるかが注目される。
ドラギ氏は5、6日の両日に主要政党と協議。最大政党の左派「五
つ星運動」との協議は6日に予定されているが、支持を得られるかは不
透明だ。
1月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想通り小幅な伸びと
なり、相場への影響は限定的。新型コロナウイルスワクチンの普及や米
追加景気対策への期待から世界的に株高が進行し、リスク選好の改善で
イタリア国債など周辺国債が買われた。
イタリア10年債利回りは一時0.51%と、1月1
1日以来の水準に低下し、その後は0.54%近辺で推移。週間では1
0ベーシスポイント(bp)強の下げとなった。
イタリア国債とドイツ国債の利回り格差は約94b
pと、2016年初め以来の低水準。MFSの債券部アナリスト、アナ
リザ・ピアッツァ氏は、ドラギ政権が誕生して中期的に政策をうまく実
行できれば、イタリア国債はさらに堅調となり得るものの、利回り格差
の縮小余地は限られていると指摘した。
スペイン10年債利回りやポルトガル10年債利回り
も低下。一方、ドイツ10年債利回りは上昇し
、マイナス0.413%と昨年9月初旬以来の高水準を付けた。週間で
は昨年8月以来の大幅な伸びとなる見込み。
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