[5日 ロイター] - 米東部時間 価格 利回り コード 30年債(指標銘柄) 17時05分 92*03.50 1.9769% 前営業日終値 93*02.00 1.9320% 10年債(指標銘柄) 17時05分 97*09.50 1.1687% 前営業日終値 97*18.00 1.1390% 5年債(指標銘柄) 17時05分 99*17.75 0.4656% 前営業日終値 99*18.75 0.4590% 2年債(指標銘柄) 15時09分 100*01.25 0.1052% 前営業日終値 100*00.63 0.1150% 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3月限 166*23.00 167*15.00 Tノート先物3月限 136*22.00 136*25.50 米金融・債券市場では、10年債利回りが約1年ぶり水準に上昇する一方、2年債利 回りが過去最低を付けた。米雇用統計の発表を受け、追加景気刺激策の観測が高まった。 終盤の取引で10年債利回りは2.6ベーシスポイント(bp)上昇の 1.1652%。一時は2020年3月20日以来となる1.188%まで上げた。 これに対し2年債利回りは、昨年5月8日付けた過去最低の0.105% に並んだ後、0.1072%で推移した。 2年・10年債利回り格差は106bpと前日から4bp拡大し、17 年4月以来の大きさになった。 TDセキュリティーズのグローバル金利戦略責任者、プリヤ・ミスラ氏は、この日の 不安定な取引について、朝方発表された雇用統計を受けてバイデン政権による刺激策の規 模を巡って不透明感が続き、市場では議会での協議に注目が集まったと述べた。 労働省が発表した1月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比4万9000人増と 、伸びは市場予想の5万人増を下回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大 流行)からの回復支援に政府の追加対策が必要なことが示された。 ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略部門責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「内容は 悪くなかった。今のような時期はボラティリティーが高まるのは当然だ」とし、失業率が 6.3%だったことについては、米連邦準備理事会(FRB)は年内に失業率が5%に低 下することを望んでおり、達成に向けた軌道に乗っていると述べた。 20年債と30年債の利回りも上昇。30年債は1年ぶりに 2%台をわずかに下回る水準となった。5年債・30年債の利回り格差は3 bp上昇の150bpとなり、15年10月以来の高水準。 米国債の投資家は、景気が回復し、FRBが経済の過熱状態を維持させる意向とみて おり、インフレ率が高まると見込んでいる。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 9.00 0.50 U.S. 3-year dollar swap spread 9.75 0.50 U.S. 5-year dollar swap spread 12.00 0.25 U.S. 10-year dollar swap spread 7.00 0.00 U.S. 30-year dollar swap spread -21.25 0.75 (い)
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