[8日 ロイター] - アジア新興国通貨は総じて上昇。前週末の期待外れな米雇用統計を受けドルが軟調となる中、タイバーツ、韓国ウォン、インドネシアルピア、マレーシアリンギは0.1─0.5%上昇している。
スコシアバンクのアジア新興国通貨ストラテジストは、米10年債利回りの上昇に伴いドル指数が回復すると予想する一方で、アジア新興国通貨はリスク選好ムードの改善に引き続き支援されるとの見方を示した。
台湾ドルは1%超上昇。台湾中銀の投機取り締まりの動きは影響していない。台湾中銀は7日、ドイツ銀行の台北支店に対し、為替デリバティブ取引の2年間停止などの処分をしたと明らかにした。台湾ドルの大幅な上昇を背景に同中銀はかねてより投機的な為替取引への外資系銀行の関与が市場の安定に影響を及ぼしていると懸念していた。
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