[ミラノ 8日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間11時3 2分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.54 0.00 100.54 独連邦債2年物 112.26 0.00 112.26 独連邦債5年物 134.94 0.00 134.94 独連邦債10年 176.12 -0.05 176.17 物 独連邦債30年 216.92 -0.28 217.20 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.702 +0.001 -0.704 独連邦債5年物 -0.689 -0.002 -0.703 独連邦債10年 -0.446 0.000 -0.446 物 独連邦債30年 0.020 0.000 0.018 物 ユーロ圏金融・債券市場では、ドイツ10年債利回りが5カ月ぶり の高水準を付けた。グローバル市場の好転を受けた。一方、イタリアで は欧州中央銀行(ECB)のドラギ前総裁による新政権発足を巡る明る い見通しを受け、伊債利回りが1カ月ぶりの低水準で推移した。 米国で1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加救済法案 が今月中にも可決されるとの期待感の高まりを背景に米10年債利回り が11カ月ぶりの高水準に上昇。ドイツ債を含むユーロ圏の中核国債利 回りも上昇した。 ドイツ10年債利回りは一時マイナス0.412%と昨年9月上旬 以来の高水準に達した。終盤は1.5ベーシスポイント(bp)上昇の マイナス0.429%。 世界的な株価の最高値更新や原油先物が1年ぶりに1バレル=60 ドルを回復したことで債券売りが強まった。 ユーロ圏の期待インフレ率の目安となる5年先5年物インフレスワ ップも上昇。1.3859%をやや上回り、2019年 5月上旬以来の高水準を付けた。 イタリアでは上下両院で最多議席を占める政治組織「五つ星運動」 と最大野党の右派「同盟」が、ドラギ氏の新内閣に対し条件付きの支持 を表明。これがイタリア債を下支えし、10年債利回りは 0.529%に小幅低下した。前週末5日には約1カ月ぶりの低水準を 付けていた。 独10年債との利回り差は約95bpで、過去5年 間で最も狭い水準に接近。スペイン10年債との利回り差も約37bp と、2017年12月中旬に付けた最も狭い水準からさほど離れていな い水準で推移している。 ウニクレディトのアナリストは、前週のイタリア債利回りの低下を 受け、財務省が近い将来にシンジケート団を通じた新たな国債発行を行 う可能性があると指摘。 またINGも、イタリアを含む多くの政府が今後数日以内にシンジ ゲート団を通じた国債発行を行う可能性があるとした。 (ーからご覧ください)
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