[東京 10日 ロイター] - ダイキン工業が堅調に推移している。昨年12月2日に上場来高値2万4440円を付けた後は、高値圏でのもみあいに終始しているものの、前日に今期業績見通しの上方修正を発表したことが好感され、見直し買いを誘う格好となった。
同社は9日、2021年3月期の連結営業利益予想を前年比12.6%減の2320億円に上方修正したと発表した。リモートワークの普及などによる需要の押し上げ効果で、第3・四半期までの業績が想定を上回った。
IBESがまとめたアナリスト17人のコンセンサス予想では、21年3月期通期の連結営業利益の平均値は2263億円。20年4─12月期の営業利益は前年同期比11.2%減の1945億円だった。
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