[東京 10日 ロイター] - 資生堂は反落し4%超安。同社は2021年12月期の連結営業利益予想を前年比2.3倍の350億円と発表したものの、市場予想を下回ったため利益確定売りが優勢となっている。IBESがまとめたアナリスト18人のコンセンサス予想での平均値は604億円だった。
連結売上高は同19.4%増の1兆1000億円、純損益は115億円の黒字(前年は116億円の赤字)を計画している。すでに市況が回復した中国を除くすべての地域で上期は厳しい経済環境が続くものの、下期は緩やかに回復すると想定している。同社はパーソナルケア事業の売却を発表しているが、業績に与える影響は精査中とし、この業績予想は織り込んでいない。5月に予定している21年4―6月期決算発表の際に公表するという。1月8日からの緊急事態宣言の影響も織り込んでいないという。
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