[ロンドン 10日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間12時 16分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.54 0.00 100.54 独連邦債2年物 112.26 0.00 112.26 独連邦債5年物 134.98 +0.01 134.97 独連邦債10年 176.10 -0.11 176.21 物 独連邦債30年 216.38 -0.80 217.18 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.709 -0.002 -0.702 独連邦債5年物 -0.691 0.000 -0.708 独連邦債10年 -0.440 +0.006 -0.446 物 独連邦債30年 0.038 +0.022 0.019 物 ユーロ圏金融・債券市場では、長期債利回りが上昇した。スペイン 50年債売却を受けインフレ高進が市場に影響するとの懸念が広がり、 売りが強まった。 前週のベルギーに続き、スペインも9日に50億ユーロの50年債 を発行し、需要は650億ユーロを記録。堅調な入札となった一方、債 券市場では金融刺激策のほか、財政刺激策を背景としたインフレ懸念へ の緊張感が高まった。 DZバンクの金利ストラテジスト、ダニエル・レンツ氏は、利回り を求める動きから満期の長い債券への需要は高いとする一方、「リフレ の議論もあり、インフレの軌道が変化した場合、長期債が最も苦しむこ とになるという懸念もある」と述べた。 また、米国の1兆9000億ドルの景気刺激策が世界の主要な債券 市場の利回りを押し上げるとみられることにも言及した。 スペイン30年債利回りは1.8ベーシスポイント(bp)上昇の 1.03%。8日は一時4カ月ぶり水準となる1.048%付近を付け た。 ベルギー30年債利回りは0.53%、フランス30年債利回りは 0.56%と、それぞれ1bp近く上昇した。 イタリアの利回りは、ドラギ前欧州中央銀行(ECB)総裁が新政 権樹立に向け取り組んでいる中で低下。10年債利回りは 約2bp低下して0.503%となり、1月初旬以来の低水準で推移し た。ドイツ10年債との利回り格差は93bpで、5年超ぶりの低水準 に近い。 (ーからご覧ください)
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