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ロシア中銀、政策金利を4.25%に据え置き 利下げ打ち止め表明

[モスクワ 12日 ロイター] - ロシア中央銀行は12日、主要政策金利RUCBIR=ECIを過去最低水準の4.25%に据え置くことを決定した。同時に、一段の利下げは実施せず、インフレが目標近辺で安定化した時点で段階的に利上げを実施していくと表明した。

 ロシア中央銀行は12日、主要政策金利を過去最低水準の4.25%に据え置くことを決定した。2018年2月モスクワで撮影’(2021年 ロイター/Sergei Karpukhin)

ロシア中銀は2020年7月から金利を据え置き。ロイターが実施した調査では今回も据え置きが予想されていたほか、年内は金利変更はないとの見方が示されている。

中銀は昨年、新型コロナウイルス感染拡大や原油安への対応の一環として利下げを実施。ただ通貨ルーブルの下落を反映しインフレが高進しており、国際通貨基金(IMF)が年内に50ベーシスポイント(bp)の利下げ検討を提言したものの、利下げ余地は少なくなっている。

中銀は声明で「ディスインフレリスクは年内は台頭しない」とし、今後は中立的な金融政策への回帰に向けたタイミングとペースを検討していくと表明。ナビウリナ総裁は記者会見で、理事会は利下げを検討しなかったとした上で、「利下げ余地はなくなったと考えている。ただ、年内は景気回復支援に向け金融政策を緩和的に維持する」と述べた。

中銀は経済見通しについて、21年の成長率見通しをプラス3─4%に据え置いた。20年はマイナス3.1%と、11年ぶりの大幅なマイナス成長に陥った。

インフレ率は、今月もしくは来月に5.5%近辺でピークを付けた後、鈍化すると予想。年末には3.7─4.2%に低下するとの見方を示した。

今後の金融政策運営について、キャピタル・エコノミクスは、最初の利上げが22年10月に実施されると予想。シティは21年末までに1回の25bpの利上げが実施され、22年末までには金融政策は中立的に戻るとの見方を示した。ソバ・キャピタルは最初の利上げは22年上半期と予想している。

中銀は次回政策決定会合を3月19日に開く。

通貨ルーブルは中銀の金利据え置きにはほとんど反応しなかったものの、欧州連合(EU)の対ロシア追加制裁を巡る懸念が重しとなり、下落。対ユーロで0.1%安の1ユーロ=89.44ルーブル、対ドルで0.5%安の1ドル=73.97ルーブルとなっている。

*情報を追加します

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