(表を更新しました) [16日 ロイター] - 30年債(指標銘 17時05分 95*09.00 2.0875% 柄) 前営業日終 97*03.50 2.0040% 値 10年債(指標銘柄 17時05分 98*08.50 1.3107% ) 前営業日終 99*09.50 1.2000% 値 5年債(指標銘柄 17時05分 99*01.25 0.5720% ) 前営業日終 99*14.75 0.4850% 値 2年債(指標銘柄 16時21分 100*00.13 0.1230% ) 前営業日終 100*00.88 0.1110% 値 清算値 前日終値 コード Tボンド先物3 164*03.00 166*05.0 月限 0 Tノート先物3 135*25.00 136*17.5 月限 0 米金融・債券市場では、10年債利回りが約1年ぶりに1.3%台 に上昇した。景気回復期待に加え、財政面と金融面で刺激策が続く期待 でリフレトレードの勢いが増し、利回り格差が拡大した。 10年債利回りは新型コロナウイルスのパンデミック (世界的大流行)の影響が出始めた昨年2月27日以来の高水準となる 1.309%まで上昇。終盤は9.9ベーシスポイント(bp)上昇の 1.2989%。 30年債利回りも上げ、1年ぶりに2.095%に上 昇。その後は8.1bp上昇の2.0853%。 シュワブ・センター・フォー・フィナンシャル・リサーチのチーフ 債券ストラテジスト、キャシー・ジョーンズ氏は、「市場は回復ペース 、ワクチンの普及ペース、刺激策の規模を見て、最終的にはより力強い 成長期待を反映するとみている」と述べた。 バイデン米大統領は、1兆9000億ドルの新型コロナ救済法案へ の支持を呼び掛けている。ワクチン普及への楽観的見方は世界的な株高 や商品価格高につながったが、一方で国債などの安全資産は下落してい る。 また国債売りの別の要因としては、住宅ローン担保証券の投資家が 金利上昇時にローン支払い遅延の影響を抑えようとヘッジをかけている ことも考えられる。 長期債利回りが上昇する一方、2年債利回りは連邦準備 理事会(FRB)の低金利政策で低水準を維持。10年債との利回り格 差は118.43bpと、2017年以来の大きさに拡大 。終盤は8.54bp拡大の118.26bp。 5年・30年債利回り格差も一時、15年以来初めて 155.35bpを付け、終盤は152.43bpだった。 米国の向こう10年間の平均年間インフレ率の見通しを示す10年 物米物価連動債(TIPS)のブレークイーブン・インフレ率(BEI )は2.245%と、14年以来の水準に上げた。 カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は16日、物価と雇用の 目標達成が軌道に乗っていると明らかになれば、債券購入を巡るFRB の議論が始まるだろうと述べた。 <ドル・スワップ・スプレッド> DOLLAR SWAP SPREADS Last (bps) Net Change (bps) U.S. 2-year dollar swap spread 9.25 0.00 U.S. 3-year dollar swap spread 9.50 -0.50 U.S. 5-year dollar swap spread 12.25 0.00 U.S. 10-year dollar swap spread 8.75 1.50 U.S. 30-year dollar swap spread -19.25 1.25 (ーからご覧ください)
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