[17日 ロイター] - 東南アジア株式市場は大半が軟調に推移している。新型コロナウイルス感染拡大に伴う規制措置がマレーシアの一部地域で延長されたことを受け、クアラルンプール市場は一時約1週間ぶりの大幅安となった。
クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは0443GMT(日本時間午後1時43分)時点で、0.50%安。一時は0.6%下落した。
マレーシアでは今年中に人口3200万人の少なくとも8割にコロナワクチンを接種させようとしているが、CGS―CIMBセキュリティーズのアナリストらは一時的な中断を予想。経済回復を期待していた株式市場にとってマイナスとなった。
同アナリストらは「厳しい期限に間に合うにはワクチン供給が十分ではない」と指摘した。
ジャカルタ市場の総合株価指数は1.09%安、マニラ市場の主要株価指数PSEiは1.76%安、シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)は0.46%安。
一方、バンコク市場のSET指数は0.16%高。 (アジア株式市場サマリー)
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