[アムステルダム 17日 ロイター] - <金利・債券> 米東部時間11時 46分 *先物 清算値 前日比 前営業日 コード 終盤 3カ月物ユーロ 100.54 0.00 100.54 独連邦債2年物 112.23 0.00 112.23 独連邦債5年物 134.71 +0.06 134.65 独連邦債10年 175.04 +0.24 174.80 物 独連邦債30年 212.26 +0.78 211.48 物 *現物利回り 現在値 前日比 前営業日 コード 終盤 独連邦債2年物 -0.689 -0.009 -0.689 独連邦債5年物 -0.648 -0.014 -0.636 独連邦債10年 -0.367 -0.014 -0.354 物 独連邦債30年 0.134 -0.019 0.155 物 ユーロ圏金融・債券市場では、ドイツ国債の利回り格差が一時昨年 3月以来の高水準を付けた。ここ数週間、世界の国債市場に拡大してい るインフレ高進の見方が背景。 インフレ期待の高まりは短期債より長期債への影響が大きいことか ら、欧米市場では利回り曲線がスティープ化している。 ユーロ圏では、ドイツ2年債と10年債の利回り格差 が序盤の取引で36ベーシスポイント(bp)と、昨年3月以来の大き さとなった。その後は32bpまで戻した。 ドイツ10年債利回りは午前に一時マイナス0.33 1%と昨年6月以来の水準に上昇したが、午後にはマイナス0.36% に後退した。 この日の米10年債利回りも同様の動きとなり、一時 は昨年2月27日以来の高水準となる1.33%を付けた後、1.28 %近辺に下げた。 米商務省が発表した1月の小売売上高は季節調整済みで前月比5. 3%増と、予想の1.1%を上回って増加した。増加は4カ月ぶり。[n L4N2KN38N] インフレ期待が高まる中、17日午後に公表される連邦公開市場委 員会(FOMC)の議事要旨が注目されている。 一方、イタリアのドラギ新首相はこの日、先週末の就任後初めて議 会で演説し、新型コロナウイルス危機後のイタリア再建に向けて抜本的 な改革を実行すると表明した。 ドラギ首相就任でイタリア国債に対する投資家の信頼感は高まって おり、10年債利回りは一時0.616%と約3週間ぶり 水準に上昇。終盤はほぼ横ばいの0.58%。 イタリアとドイツの10年債利回り格差は95bp 。先週は2015年以来となる約87bpまで縮小した。 (ーからご覧ください)
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