[18日 ロイター] - アジア新興国通貨市場では、インドネシアルピアが同国中央銀行の会合を控え、ほぼ変わらずとなっている。
ルピアはほぼ横ばいの1ドル=1万4010ルピア。前日は0.6%下落していた。米国債利回りが上昇し、インドネシア国債が売り込まれたことが背景で、ルピアの下落を受けて利下げ観測が後退している。
BNPパリバのASEAN経済担当責任者、アルプ・ラハ氏は「利下げは市場が混乱していないことが常に必要条件であるため、確率は低下した」と指摘。
その上で「われわれは2021年中にインドネシア中銀が金融緩和を実施するとみており、今回の会合はそのうちの1つになるかもしれない」と語った。
その他の通貨は小幅高。ドルがアジア時間にやや下落したことに支援されている。マレーシアリンギ、シンガポールドル、フィリピンペソはいずれも約0.1%高。
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