[10日 ロイター] - 東南アジア株式市場はおおむね上昇。米国と中国での株価回復に追随した。国債利回りの低下でインフレ高進への懸念が減退し、世界的な経済回復への見通しが強まっている。
0414GMT(日本時間午後1時14分)時点で、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ各市場は上昇。一方シンガポール市場は下落。
経済協力開発機構(OECD)が9日、新型コロナウイルスワクチン接種が加速し、米国で新たな景気対策が実現する見通しとなる中で、世界全体の経済的先行きは明るくなっていると評価したことも株価上昇を後押しした。
ただ、アナリストは株価の回復を市場の値上がり兆候と見なすことに警戒。みずほ銀行のアナリストは「ナスダックの驚異的な高騰に関して、強気の確信よりもむしろ、ある程度の調整があるようだ」と話した。 (アジア株式市場サマリー)
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