[東京 11日 ロイター] -
ファーストリテイリングが堅調。前週からの下落相場で悪役視されていたが、チャート上で9万円台前半は底堅い印象が強い一方、インデックス買いが主体とみられるため、日経平均の下げ止まりとともに値幅調整の一巡感が台頭した。
東京証券取引所が10日に発表した3月1─5日のプログラム売買状況によると、金額ベースの裁定買い残(当限・翌限以降の合計)は、前週比5697億円増加の1兆4111億円と急増。
それを示すかのように、ファーストリテの信用残高は、売り残が10万9800株減の35万3300株、買い残が11万3000株増の26万7000株と買い残が大幅増となり、信用倍率は0.76倍と取り組みが悪化した。
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