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シドニー外為・債券市場=インフレ懸念で豪債先物下落、豪ドル続落

[シドニー 15日 ロイター] - オセアニア金融市場では豪国債先物の3年物が1週間ぶりの安値に下落。インプライドイールドは0.3%近くとなった。投資家は堅調な景気回復がインフレを再燃させ、金利上昇につながることを懸念している。

3年物が99.706に急落。12日終値は99.764だった。10年物は8ティック安の98.177。

先週には、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が市場の早期利上げ観測を押し戻す取り組みの一環として、一部の国債の貸出料を引き上げた。投機筋は当該の国債を空売りする際のコストが上昇する。また、中銀のロウ総裁は、国内経済は新型コロナウイルのパンデミック(世界的大流行)前の水準に近づいているものの、完全雇用の達成には少なくとも2024年までかかるとの見方を示し、市場の利上げ観測をけん制した。

中銀は2023年4月償還債と24年4月償還債の貸出料をこれまでの2倍の100ベーシスポイント(bp)に引き上げた。

いったん市場は落ち着いたものの、債券利回りは再び上向き始めている。

RBCの金利ストラテジスト、ロバート・トンプソン氏は「先を見ると、最近の中銀の対応にもかかわらず、ショートポジションを保有することには依然として一定の価値があると考えている」と指摘。「23年4月償還債と24年4月償還債の利回りは確かに低下したが、レポ金利全体でみると裁定取引を完全に一掃するほどではない。プライシングの変化により、一部でポジションの解消の動きがみられるが、ストップアウトには至っていない」と述べた。

利回り上昇でも豪ドルの押し上げにはつながらず、豪ドルは0.7747米ドルと続落している。

野村の金利ストラテジスト、アンドリュー・タイスハースト氏は、米株高、米ドル安、堅調な国内指標に支えられるとして、「豪ドル相場にポジティブ」だと語った。年央前後に豪中銀が「ハト派姿勢を弱める方向に傾く」と予想した。

ロウ総裁は15日、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)からの景気回復を支援するため、豪中銀はできることを実行しているとし、完全雇用とインフレの目標が達成されるまで、政策を継続すると表明した。

ニュージーランド(NZ)ドルは0.3%高の0.7196米ドル。先月付けた3年半ぶりの高値0.7463米ドルには依然として程遠い。最近の安値0.7100米ドルが強力な支持線となっている。

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