[ワシントン 16日 ロイター] - ホンダは16日遅く、米国とカナダの大半の工場で来週22日から操業を1週間休止すると発表した。サプライチェーン(供給網)の問題が理由とした。
広報担当者は「新型コロナウイルス、さまざまな港湾の混雑、半導体不足、過去数週間にわたる悪天候の影響」のため、米国とカナダの全工場で来週に生産調整を行うと説明。
影響を受ける車両台数については明らかにしなかったが、購買チームと生産チームが影響を抑えるために取り組んでいるとした。
また「生産調整の時期と期間は変更される可能性がある」とし、生産停止中も従業員は勤務を継続すると述べた。従業員は15日に生産調整を知らされていた。
対象になるのはカナダのオンタリオ州、米国のオハイオ州、アラバマ州、インディアナ州の各工場。ホンダによると、メキシコでは生産調整を発表していない。
調査会社オートフォーキャスト・ソリューションズによると、ホンダは米国とカナダで週当たり約3万台を生産している。
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