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UPDATE 2-NZの昨年第4四半期GDP、前期比-1.0% 利上げ観測後退

(アナリストのコメントなどを追加しました)

[ウェリントン 18日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が18日に発表した昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)は、季節調整済み前期比1.0%減と、予想外のマイナスとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.1%増、NZ準備銀行(中央銀行)の見通しは横ばい。これを受け、同国が再びリセッション(景気後退)入りする懸念が浮上したほか、早期利上げ観測が後退した。

同国は新型コロナウイルスの封じ込めに成功し、第3・四半期のGDPは前期比13.9%増(改定値)と過去最高の伸びを記録していたが、回復の勢いが失速した格好だ。

第4・四半期GDPは前年比では0.9%減。予想は0.5%増だった。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ベン・ウディ氏は「第4・四半期の経済活動が緩やかながら落ち込んだことは、繰り延べ需要の減少を反映し、また今年第1・四半期もGDPの減少が見込まれることから、NZに再びリセッション(景気後退)が迫っていることを意味する」と指摘した。

統計局の担当者は「第4・四半期の経済活動は、新型コロナの影響が続く中で業績が落ち込んだ産業があった一方、横ばいだったり、上向いた産業も見られ、全体としてまだら模様だった」とした。

ロバートソン財務相は、NZ経済は依然として他国の状況を上回っていると指摘。「数字が変動するのは驚きではない。世界ではまだ新型コロナによる影響が続いており、しばらくは不安定な状況が見込まれる」と述べた。

第3・四半期には新型コロナ感染抑制策が緩和され、GDPは厳しいロックダウン下にあった第2・四半期(11%減)から急回復した。だが、その後に最大都市オークランドが再びロックダウンに入ったほか、入国制限などの感染対策が続く中で企業が置かれた環境は厳しく、回復の勢いは続かなかった。

GDP発表後、NZドルは対米ドルで約0.2%下落した。

ASBバンクのシニアエコノミスト、ジェーン・ターナー氏は、第4・四半期GDP統計は「利上げ観測を打ち消し、利下げの可能性を再浮上させた」と指摘。その上で「年内は金利据え置きを予想する」と述べた。

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