[東京 19日 ロイター] - ファーストリテイリングは後場マイナス転換し急速に下げ幅を拡大、5%超安での推移となっている。一時6.83%安となった。19日、日銀が政策決定会合の結果を発表し、上場投資信託(ETF)の買い入れ対象をTOPIX連動型のみとしたことなどが嫌気されている。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は急速に低下し、一時14.81倍となった。そのほか、ソフトバンクグループ、ファナックなどの指数寄与度の高い銘柄も軟調。
市場では「これまで日銀は日経平均に連動するETFを購入していたとされ、浮動株比率が少なくなったファーストリテが上昇すれば日経平均も連れ高となるなど、市場の歪みが指摘されてきた。市場の歪みが是正されるという面ではポジティブ。これを受け、短期筋による日経先物の投機的な売買も減るのではないか」(国内証券)との声が出ていた。
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