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上海外為市場=人民元軟調、欧米の制裁でリスク選好姿勢弱まる

[上海 23日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は軟調に推移。欧米が新疆ウイグル自治区での人権侵害を巡り中国政府当局者に制裁を発動したことが元相場を圧迫している。

制裁は米国と欧州連合(EU)のほか、英国、カナダが発動。新疆自治区でイスラム系少数民族ウイグル族を大量に拘束していることを理由に挙げた。米国は新疆でジェノサイド(大量虐殺)が起きているとしている。

中国は人権侵害を完全に否定し、対抗措置を導入した。

スポットの人民元は1ドル=6.5075元で取引を開始し、中盤時点で6.5098元に軟化。前日終値比14ポイント元安。

スコシアバンク(シンガポール)のアジア外為ストラテジスト、Qi Gao氏は、制裁発動が主な元安要因だったと述べた。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前に人民元の対ドル基準値(中間値)を6.5036元と、前日(6.5191元)よりも元高に設定していた。

中国の銀行トレーダーは「市場のリスク選好姿勢はこのところそれほど強くなく、高リスク通貨が下落しているため、元を下押しする可能性がある」と述べた。

オフショア市場の人民元は4ポイント上昇し、6.5056元。

トレーダーはドルは引き続き米景気回復の加速による長期金利の上昇に支えられていると指摘。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長とイエレン米財務長官の議会証言では、米当局者の金利上昇容認の姿勢が改めて示されると見込まれている。

それでもなお、市場では元が緩やかな上昇を続けるというのが大方の見方となっている。

Gao氏は制裁の元相場への影響は「一時的」と予想。世界経済の見通し改善や中国への投資資金流入、米中関係の「抑制された」状態が続くとの見方を背景に、年末までに6.40元まで上昇すると見込む。

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