[25日 ロイター] - アジア新興国通貨は25日、大半がドルに対して下落した。ドル相場は4カ月ぶりの高値を更新している。
タイバーツは0.4%安。2月のタイの輸出が前年同月比で予想よりも大幅に減少したことが重しとなった。
INGのアナリストは貿易統計について、輸出が引き続き弱含む一方で輸入が増加する中、貿易黒字が縮小している点を指摘。経済成長への下振れリスクが改めて確認されたとの見方を示した。
「こうした経済情勢と政治的な不透明感を背景に、バーツは今年も他のアジア通貨をおおむねアンダーパフォームするだろう」とした。
その他、インドネシアルピア、マレーシアリンギ、台湾ドルはそれぞれ0.2%下落した。
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