[東京 2日 ロイター] - 日本郵船、商船三井、川崎汽船など海運株が軟調に推移している。引き続きスエズ運河座礁事故の影響が注目されているが、その一方で循環物色の流れが変化したことが、利益確定売りが活発化している理由として大きいという。
市場では「これまでバリュー株物色を先導していたグループだったものの、ここにきて物色対象の中心がグロース系の銘柄にシフトしつつあり、海運株から目先狙いの資金が逃げているようだ」(国内証券)との声が出ていた。
海運3社は、いずれも信用買い残が増加傾向にあり、高値で信用取引を利用して買った個人投資家が見切り売りを活発化させているとの指摘もある。
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