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株式こうみる:循環物色の中で流れは再びグロースに=三菱UFJMS証 藤戸氏

[東京 2日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 チーフ投資ストラテジスト 藤戸則弘氏>

期末まで物色面でリードしていたバリュー株が調整し、流れは再びグロース株に向いてきた。その中心となっているのは半導体関連株。先に、米インテルの大型設備投資が話題になったが、台湾TSMCが生産能力を向上させるために3年間で1000億ドルを投入すると明らかにしたことで、物色の方向性が決まった格好となった。

半導体については、米バイデン政権が2兆ドルの投資の中で、3000億ドルを半導体生産支援に向けるなど、米国の国策とも言えるような状況となったことで、当面の成長に疑いがない状況となっている。

こうした中で、日本株も4月下旬から決算発表シーズンを迎えるが、評価のポイントになるのは2022年3月期の業績見通しだろう。多少株価が割高であっても、業績見通しが注目されるのであれば、グロース株が優勢に立つとみられる。しかも、ここにきての新型コロナウイルスの感染者数の拡大で、バリュー株が買いにくくなり、そうした点から、新規の運用資金が流入する年度替わりをきっかけに物色の流れが変化したようだ。

ただ、これでバリュー株の相場が終わったわけではない。期末を前にしたバリュー株買い/グロース株売りが一巡したところで、グロース株の割高感が薄れたことも、流れの変化の背景にある。大きな流れとしては、循環物色によって全体の株価底上げが続いているとみるべきで、運用担当者には収益状況をみながら調整した場面を買うスタンスが求められるだろう。

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