[ニューヨーク 6日 ロイター] -
米東部時間 価格 利回り コード
30年債(指標 4時36分 90*11.50 2.3245% <US30YT=RR
銘柄) >
前営業日終 89*19.00 2.3630%
値
10年債(指標 4時34分 95*05.00 1.6596% <US10YT=RR
銘柄) >
前営業日終 94*20.00 1.7200%
値
5年債(指標銘 4時34分 99*13.00 0.8721%
柄)
前営業日終 99*02.25 0.9410%
値
2年債(指標銘 4時34分 99*29.63 0.1625%
柄)
前営業日終 99*28.88 0.1740%
値
清算値 前日終値 コード
Tボンド先物6 156*17.00 155*19.00
月限
Tノート先物6 131*22.00 131*03.50
月限
米金融・債券市場では利回りが低下。米連邦準備理事会(FRB)
による早期引き締め観測による相場の動きが行き過ぎという見方が広が
った。
市場関係者によると、特に3月末が年度末の日本の投資家など海外
勢による買いも支援したという。
最も利回りが低下したのは米5年債で、0.872%に
7ベーシスポイント(bp)下げた。5日には1年2カ月ぶりの水準に
上昇していた。7年債利回りも7bp低下の1.332%。
10年債利回り は1.68%、30年債利回り
も2.347%に下げ、ともに1週間ぶりの低水準を付けた。20
年債利回りも2週間ぶり水準に低下した。
2年債利回りは0.164%。
FRBは3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で2024年まで
利上げしない見通しを示したが、好調な米雇用統計などを受け、6日終
盤のユーロドル先物は22年12月までの利上げのほか、23年にさら
に2回の利上げをほぼ完全に織り込んでいた。
フェデレーテッド・エルメスのシニアポートフォリオマネジャー、
ドン・エレンバーガー氏は、「FRBは自ら言ったことに固執するだろ
う。彼らは利上げを行わず、インフレ上振れを容認すると言っている」
と指摘。インフレが上振れしてパニック的に利上げすれば、信任を失う
とも述べた。
TDセキュリティーズとバークレイズは先週末の雇用統計を受けて
、市場が金利予想の判断を間違っているとして、5年債の買いを推奨。
TDセキュリティーズはリサーチノートで、「FRBが利上げを行
うには、インフレのオーバーシュートと包括的な労働市場の回復を確認
する必要があり、ハードルはなお高い」と指摘。「これには、より長い
期間にわたり労働市場が大幅改善する必要があるだろう。さらに、利上
げ前に緩和策を縮小し終える必要があり、それには1年以上かかる可能
性があることを考えると、市場はFRBの早期利上げリスクを過剰に評
価していると思われる」と分析した。
フェデレーテッドのエレンバーガー氏は、金利が長期的に上昇を続
けるだろうとし、「ファンダメンタルズの観点から、年末までに10年
利回りが2.25─2.50%になっても驚きではない」と述べた。
午後の取引で、2年債と10年債の利回り格差は1
49.50bpに縮小した。
<ドル・スワップ・スプレッド>
DOLLAR SWAP SPREADS
Last (bps) Net Change (bps)
U.S. 2-year dollar swap spread 13.50 0.25
U.S. 3-year dollar swap spread 16.25 -0.50
U.S. 5-year dollar swap spread 12.50 0.50
U.S. 10-year dollar swap spread 3.50 0.00
U.S. 30-year dollar swap spread -22.75 -0.25
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