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上海外為市場=人民元軟調、米中緊張や世界的な金融政策巡る不透明感で

[上海 12日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は薄商いの中で軟調。米中間の緊張高まりや世界的に金融政策の見通しが不透明になっていることが重しとなっている。

米商務省は8日、中国スーパーコンピューター企業7社を経済ブラックリストに追加したと発表した。7社が中国の軍事活動に使用されるスーパーコンピューターの構築や軍の大量破壊兵器プログラムなどに関与したことを理由に上げた。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前に人民元の対ドル基準値(中間値)を1ドル=6.5578元に設定。前営業日の6.5409元よりも169ポイント(0.26%)元安水準となった。

スポットの人民元は6.5570元で始まり、中盤時点では前営業日終値比12ポイント安の6.5542元。

複数の為替トレーダーによると、投資家は主要中銀の金融スタンス変更の手掛かりを注視している。

中国系銀行のあるトレーダーは、週内に主要流動性供給措置のロールオーバーを控え、人民銀の政策シグナルへの関心が強まっている、と指摘した。

OCBC銀行の金利ストラテジスト、フランシス・チュン氏は「税の季節を迎えているほか、地方債発行が上向くと見込まれる中、人民銀が望めば中期貸出制度(MLF)のロールオーバーは容易に可能だ。短期金融市場の流動性は引き続き支援されるだろう」と述べた。

15日には1000億元(152億6000万ドル)規模のMLFが期限を迎える。人民銀は12日まで30日間連続でリバースレポを通じて1日当たり最低100億元供給している。

招商銀行の首席為替アナリスト、李劉陽氏は、欧米での新型コロナウイルスワクチン展開が引き続き鍵となるファクターだと指摘。「欧州での新型コロナ流行状況が急速に改善し、欧州連合(EU)復興基金が順調に実行されれば、欧州中央銀行(ECB)は米連邦準備理事会(FRB)よりもインフレ高進を懸念し始めるだろう。そうなればユーロを支援しそうだ」と述べた。

同氏はその上で、ユーロの最近の反発により、貿易相手の通貨に対する人民元指数の上昇圧力が緩和し、対ドルの人民元相場をこのところ1ドル=6.5─6.6元にとどめている、と語った。

オフショア人民元は1ドル=6.5595元。

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