for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

上海外為市場=元は小幅安、米中間の緊張を嫌気

[上海 19日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は小幅に下落。米中関係の緊張が高まる可能性を懸念する動きが一部で見られた。ただ、国内短期金融市場での資金需給逼迫の兆候を背景に元の下げ幅は限定的だった。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前に人民元の対ドル基準値(中間値)を約4週間ぶり元高水準の1ドル=6.5233元に設定。前営業日の6.5288元よりも元高だった。

スポットの人民元は6.5282元で取引を開始。中盤時点では前営業日終値比46ポイント元安の6.5258元。

投資家の多くは、米上院外交委員会が中国の影響力に対抗する目的で人権保護促進や安全保障支援などを定めた「2021年の戦略的競争法」の採決を行うのを前に慎重姿勢を強めており、元相場は小動きとなった。

OCBC銀行(シンガポール)の大中華圏調査担当責任者、トミー・シエ氏はリポートで、市場は米中の気候変動対策での連携を引き続き注視するが、同法案が両国関係に影を落とす可能性が高いと指摘。

上院外交委は今月21日に採決を予定している。

一部のアナリストとエコノミストは、バイデン政権はトランプ前政権とは異なり、対中政策の焦点を貿易不均衡以外に移していると分析。

みずほ銀行の主任アジア外為ストラテジスト、ケン・チュン氏は「貿易戦争に戻らなければ、米中の緊張の高まりは人民元にとってそれほど破壊的にならないはずだ。ただ、金融制裁が強化された場合は中国への資本の流れが阻害され、元が不安定化する可能性がある」とした。

納税期が近づくのに伴い中国国内の短期金融市場の資金需給はやや逼迫しており、元が下げ渋る要因となった。短期金融市場の翌日物レポ金利(加重平均)は午前に2.31%と4月1日以来の高水準を付けた。

※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up